System Recovery で RDX 1000 をリムーバブルストレージデバイスとして使用する場合のベストプラクティス

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Article ID: 100036116

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Description

問題

System Recovery (SR) で RDX 1000 を取り外し可能 / 交換可能なプライマリストレージデバイスとして使用する場合、SR が古いリカバリポイントイメージを自動的に削除しようとするときに断続的にエラーが発生することがあります。

注意: SR はバックアップジョブ設定の[このバックアップに保存するリカバリポイントセット数を制限]に指定されている保持期間に従って、古いリカバリポイントイメージを自動的に削除しようとします。

古いリカバリポイントが削除されないことが原因でカートリッジ領域が不足し、SR クライアントはスケジュールされたバックアップジョブに失敗するようになります。ただし、RDX 1000 をリカバリポイントイメージの固定のプライマリストレージデバイスとして使用すると、SR は古いリカバリポイントイメージを正常に削除します。

 

この文書ではこの問題の原因とともに RDX 1000 をリムーバブルストレージデバイスとして使用する場合のベストプラクティスについて説明します。

エラーメッセージ

さまざまなエラーメッセージが表示されますが、多くの場合はクライアントの環境に固有のエラーメッセージが表示されます。

原因

この問題には 2 つの主要な原因があります。

 1. SR は設計上、使用するバックアップジョブの種類に応じて基本バックアップまたは保持期間を超える単体バックアップを 1 つ追加で作 成できるだけの十分な領域が RDX 1000 カートリッジ上に存在することを必要とします。このしきい値が満たされると、SR は最も古いリカバリポイントセットの最も新しい増分バックアップから降順に古いリカバリポイントイメージファイルを削除するようになります。SR はバックアップ履歴ファイル (*.PQH ファイル) に保存されている情報に基づいて最も古いリカバリポイントイメージを特定します。

: バックアップジョブ設定の[このバックアップに保存するリカバリポイントセット数を制限]にデフォルト値 3 が設定されている場合、RDX 1000 カートリッジには 4 つ目のセットを 作成できるだけの十分な領域が必要になります。この 4 つ目のセットが作成される前に履歴ファイルが破損したり消去 / 削除されたりした場合、RDX 1000 カートリッジに保存されているリカバリポイントのうち最新の履歴ファイルよりも前に作成されたリカバリポイントは「孤立」するため、カートリッジから手動 で削除する必要があります。

 

2. SR は設計上、基本イメージを「1 つ追加で」正常に作成した直後、古いリカバリポイントセットを削除するコマンドを実行します。この特定のリカバリポイントセットを削除するコマンドは 1 回のみ送信されます。

: 削除が予定されている最も古いリカバリポイントセット (最も古い基本バックアップとその増分バックアップ) が 2 つ以上の RDX 1000 カートリッジに分割されている場合、コマンドの送信時に実行に失敗するか、現在ロードしているカートリッジに存在する一部のリカバリポイントファイルが削 除されます。まれに、イメージの命名規則に問題がある場合、他のリカバリポイントセットの一部または全体が誤って削除されることがあります。削除が予定さ れていたリカバリポイントセットのレコードは、クライアントドライブの履歴ファイルから削除されます。この動作により、この時点でカートリッジに存在して いた残りのセットは孤立します。これらの残りのリカバリポイントセットファイルは手動で削除し、RDX 1000 を以降のバックアップの保存場所として再利用できるようにする必要があります。

解決方法

このリムーバブルメディアの問題には 2 つの解決手段があります。

  • 単一ジョブを使用した解決手段
  • 複数ジョブを使用した解決手段

それぞれの手順は、次のとおりです。

 

単一ジョブを使用した解決手段

 

1)       保 持するリカバリポイントセットの数は、順番に使用するカートリッジの数の倍数になります。たとえば、使用可能なカートリッジが 2 つである場合、保持するリカバリポイントセットの数は 2、4、6 などになります (1 つのカートリッジに保存できるリカバリポイントセットの数によって決まります)。

2)       基本バックアップを作成するようにバックアップジョブスケジュールを設定しないようにします。増分バックアップを行うジョブ (リカバリポイントセットを使用) を 1 つだけ作成します。基本バックアップはカートリッジが交換されるとすぐに作成されます。

3)       各カートリッジでターゲットフォルダのパスを同じにします。

 

使用シナリオ:

 

シナリオ 1: 1 日あたり 1 回のバックアップ、月曜から水曜まで 1 つのカートリッジ、木曜から金曜までもう 1 つのカートリッジを使用、保持するリカバリポイントセット数はカートリッジ数と同じ 2 つ

     

 

カートリッジ 1

カートリッジ 2

 

注記

     

1.v2i

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1_001.iv2i

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交換

     

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2_001.iv2i

 

 

     

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バックアップなし

     

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バックアップなし

     

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交換、リカバリポイントセット 1 を自動的に削除

     

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3_002.iv2i

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4.v2i

 

交換、リカバリポイントセット 2 を自動的に削除

     

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4_002.iv2i

 

 

     
               
               

シナリオ 2: 1 日あたり 1 回の完全バックアップと増分バックアップ、カートリッジを毎日交換、保持するリカバリポイントセット数はカートリッジ数と同じ 2 つ

     

 

カートリッジ 1

カートリッジ 2

 

注記

     

1.v2i

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1_001.iv2i

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2.v2i

 

交換

     

 

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交換、リカバリポイントセット 1 を自動的に削除

     

 

3_001.iv2i

 

 

 

     

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4.v2i

 

交換、リカバリポイントセット 2 を自動的に削除

     

 

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5.v2i

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交換、リカバリポイントセット 3 を自動的に削除

     

 

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シナリオ 3: 1 週間あたり 3 つのカートリッジを使用、1 つ目は月曜と火曜、2 つ目は水曜と木曜、3 つ目は金曜に使用、カートリッジ数は保持するリカバリポイントセット数と同じ 3 つ

     

 

カートリッジ 1

カートリッジ 2

カートリッジ 3

注記

     

1.v2i

 

 

 

     

1_001.iv2i

 

 

 

     

 

2.v2i

 

交換

     

 

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3.v2i

交換

     

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4.v2i

 

 

交換、リカバリポイントセット 1 を自動的に削除

     

4_001.iv2i

 

 

 

     

 

5.v2i

 

交換、リカバリポイントセット 2 を自動的に削除

     

 

5_001.iv2i

 

 

     

 

 

6.v2i

交換、リカバリポイントセット 3 を自動的に削除

     

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シナリオ 4: 1 週間あたり 3 つのカートリッジを使用、保持するリカバリポイントセット数はカートリッジ数の倍数の 6 つ、各ドライブは 2 つのリカバリポイントセットを作成するために十分な領域が必要

 

カートリッジ 1

カートリッジ 2

カートリッジ 3

注記

     

1.v2i

 

 

 

     

1_001.iv2i

 

 

 

     

 

2.v2i

 

交換

     

 

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3.v2i

交換

     

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4.v2i

 

 

交換

     

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交換

     

 

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6.v2i

交換

     

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7.v2i

 

 

交換、リカバリポイントセット 1 を自動的に削除

     

7_001.iv2i

 

 

 

     

 

8.v2i

 

交換、リカバリポイントセット 2 を自動的に削除

     

 

8_001.iv2i

 

 

     

 

 

9.v2i

交換、リカバリポイントセット 3 を自動的に削除

     

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複数ジョブを使用した解決手段:

  • 順番に使用するすべてのカートリッジの容量が完全バックアップを複数保存できる場合は、RDX 1000 を取り外し可能 / 交換可能なプライマリストレージデバイスとして使用します。
  • RDX 1000 カートリッジはすべてのカートリッジが再フォーマットされるまで新しいクライアントのカートリッジの交換用として再利用しないようにします。
  • クライアントで順番に使用する RDX 1000 カートリッジごとに (リカバリポイントセットではなく) 個別のバックアップジョブを作成します。こうすることにより、各バックアップジョブは保持を選択したドライブことに個別の履歴ファイルを持つことになります。

: BESR / SSR クライアントが 3 つの RDX 1000 カートリッジを順番に使用し、各カートリッジに 3 つの完全バックアップイメージを保存する容量がある場合、ジョブごとに保持数を 2 つに設定し、次のような 1 週間の修復期間を設定します。

 カートリッジ番号 このカートリッジが使用される曜日 ジョブ名
 1  月曜と水曜  MW_Indep_full
 2  火曜と木曜  TuTh_Indep_full
 3  金曜  Fri_Indep_full

 イメージと保持場所のスケジュール

日曜 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
 

カートリッジ 1

作成:

-- *_drive001.v2i

カートリッジ 2

作成:

---- *_drive002.v2i

カートリッジ 1

作成:

-- -- *_drive003.v2i

カートリッジ 2

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--  *_drive004.v2i

カートリッジ 3

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カートリッジ 1

作成:

-- *_drive006.v2i

削除

-- *_drive001.v2i

カートリッジ 2

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-- *_drive007.v2i

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カートリッジ 1

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-- *_drive003.v2i

カートリッジ 2

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--  *_drive004.v2i

カートリッジ 3

作成:

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カートリッジ 1

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-- *_drive011.v2i

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-- *_drive006.v2i

 

カートリッジ 2

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カートリッジ 1

作成:

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-- *_drive008.v2i

 

カートリッジ 2

作成:

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削除

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カートリッジ 3

作成:

-- *_drive015.v2i

削除

-- *_drive010.v2i

 

 

 

Applies To

Windows ベースのクライアントシステム

Issue/Introduction

System Recovery (SR) で RDX 1000 を取り外し可能 / 交換可能なプライマリストレージデバイスとして使用する場合、SR が古いリカバリポイントイメージを自動的に削除しようとするときに断続的にエラーが発生することがあります。 注意: SR はバックアップジョブ設定の[このバックアップに保存するリカバリポイントセット数を制限]に指定されている保持期間に従って、古いリカバリポイントイメージを自動的に削除しようとします。 古いリカバリポイントが削除されないことが原因でカートリッジ領域が不足し、SR クライアントはスケジュールされたバックアップジョブに失敗するようになります。ただし、RDX 1000 をリカバリポイントイメージの固定のプライマリストレージデバイスとして使用すると、SR は古いリカバリポイントイメージを正常に削除します。 この文書ではこの問題の原因とともに RDX 1000 をリムーバブルストレージデバイスとして使用する場合のベストプラクティスについて説明します。