問題
データベースのバックアップが完了するとき、次の例外がジョブログに表示される場合があります。
エラーメッセージ
V-79-40960-37914 - データベース DATABASENAME はトランザクションログを保持するように設定されています。トランザクションログバックアップは実行されません。これによってログが肥大化し、利用可能なディスク容量がいっぱいになります。定期的なログバックアップをスケジュールするか、データベースをシンプルリカバリモードに変更してください。
原因
上記の例外メッセージは次のデータベースエージェントの完全バックアップを実行するときに発生します。
- Agent for Microsoft SQL Server
- Agent for Microsoft SharePoint Server
- Agent for Enterprise Vault
この例外は、復旧モデルが[完全]または[一括ログ]に設定されている SQL データベースのバックアップを実行した後に生成されます。復旧モデルが[単純]に設定されている場合は、例外は生成されません。この設定を行うには、SQL Server でデータベースのプロパティの[オプション]をクリックします。
[完全]に設定されている場合、トランザクションログはバックアップアプリケーションによって管理されます。[単純]に設定されている場合、トランザクションログは SQL 自体で管理されます。[単純]に設定している場合の問題は、特定の日時にデータベースを修復できない点にあります。このため、[完全]または[一括ログ]に設定することをお勧めします。
この例外は SQL データベースのすべてのバックアップで発生するわけではありません。各バージョンごとの動作は次の通りです。
この例外は SQL データベースの完全バックアップが 33 回目に実行されたときに生成されます。例外はトランザクションログのバックアップが行われるまで、データベースが継続的に増加していった場合に再度表示されます。
この例外は SQL データベースやトランザクションログのサイズ管理についてお客様を支援するために設計されています。データベースのログバックアップは定期的にスケジュール設定することをお勧めします。これにより、トランザクションログの管理が容易なサイズに維持しやすくなります。
SQL 復旧モードについて詳しくは、次の Microsoft 社のサポート技術情報を参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms189272.aspx
解決方法
問題になっているデータベースのログバックアップを設定します。
Microsoft SQL の場合:
[ログ - トランザクション ログをバックアップする]バックアップ方式を使用してバックアップを作成します。 これはバックアップジョブプロパティの Microsoft SQL セクションで設定できます。
Microsoft SharePoint の場合:
[ログ - トランザクションログをバックアップして切り捨てる]バックアップ方式を使用してバックアップを作成します。 これはバックアップジョブプロパティの Microsoft SharePoint セクションで設定できます。
Enterprise Vault の場合:
[増分]バックアップ方式を使用してバックアップを作成します。 これはバックアップジョブプロパティの Enterprise Vault セクションで設定できます。
デフォルト回数よりも多いバックアップ回数で、この例外を表示させるように設定したり、または、まったく例外を表示させないように設定するには、次のレジストリキーを Microsoft SQL Server 側で調整する必要があります。
警告: この問題を解決するには、Windows レジストリエディタを使用してレジストリを編集する必要があります。Windows レジストリエディタを誤って使用すると、サーバーオペレーティングシステムが正しく機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってください。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Veritas\Backup Exec for Windows\Backup Exec\Engine\SQL Server\Number of Non-Log Backups Before Warning
デフォルト値は次の通りです。
32 (10 進数)
この値を増やすと、例外の表示を開始する基準とする完全データバックアップの数が増えます。
値を 0 に設定すると、この例外は無効となり発生しなくなります。この値を 0 に設定することはお勧めしません。